筋トレ初心者のための「タンパク質の摂り方」3選

「プロテインを飲めば筋肉がつく」――そう思っていませんか?

タンパク質は筋肉の材料であり回復のサポート役
でも、量・タイミング・バランスを外すと効果は半減します。

ここでは、むずかしい専門用語はできるだけ避け、今日からマネできる「タンパク質の摂り方」をまとめました。


目次

1. どうしてタンパク質が大事なの?

  • 筋肉の材料になる
    筋トレでダメージを受けた筋繊維を修復し、強く大きくする“素材”がタンパク質。
  • 回復とコンディションを支える
    酵素・ホルモン・免疫にも関与。足りないと疲れやすい・回復が遅い状態になりやすくなります。
  • 食欲の安定にもプラス
    満足感が高く、食べすぎ防止に役立つ。

2. 初心者におすすめのタンパク質の摂り方3選

① 1日の必要量を守る

筋トレ初心者の方はまず 体重×1.6g/日 を目安に。

  • 60kg → 96g/日
  • 70kg → 112g/日
    プロテインだけに頼らず、肉・魚・卵・大豆・乳製品を組み合わせて摂ると、栄養が偏りにくい。

② タイミングを意識する

3食+間食で均等に。
1回あたり 20〜30g を目安に分けると効率よく体内で利用しやすくなります。

③ 栄養バランスを意識する

タンパク質だけ増やしても筋肉は育ちにくい。

  • 糖質=筋トレ中の燃料(不足すると筋肉を分解されやすい)
  • 脂質ホルモンの材料(不足しすぎると代謝や元気が落ちる)
    👉 三大栄養素(PFC)のバランスを整えることで、タンパク質の効果が最大化。

3. 1日の必要量をサクッと計算(食材のグラム換算つき)

目標量(g)= 体重(kg) × 1.6

  • 60kg → 96g
  • 65kg → 104g
  • 70kg → 112g

食材でどれくらい?(おおよそ)

  • 鶏むね(皮なし)100g … 24g
  • ささみ 100g … 23g
  • 牛もも赤身 100g … 20g
  • サーモン 100g … 20g
  • マグロ 100g … 20g
  • 卵 1個 … 6g
  • 納豆 1P … 8g
  • 木綿豆腐 150g … 12g
  • ギリシャヨーグルト 100g … 10g
  • プロテイン(1スクープ) … 20〜25g

)60kg/110g目標
朝:卵2個+ギリシャヨーグルト100g=22g
昼:鶏むね150g=33g
間:プロテイン1回=23g
夜:サーモン150g+納豆=32g
合計=110g


4. タイミング別の食べ方(トレ前後&日常)

  • 筋トレ前(30〜90分前)
    消化の良い少量のタンパク質(ヨーグルト/プロテイン半量など)+糖質(バナナ・おにぎり)。
  • トレ後(〜2時間)
    タンパク質20〜30g+糖質(白米・芋)で回復を後押し。
  • 日常の食事
    各食にタンパク質20〜30gずつ。調理は焼く・蒸す・茹でることで余計な脂質をカット

5. よくある失敗と直し方

  • プロテインだけに頼る → 食事がベース。不足分をプロテインで補う。
  • 1食ドカ食い →こまめに栄養摂取することで効率よく吸収することができます。 3食+間食で均等に。
  • 揚げ物&濃い味でカロリー過多 → 焼く・蒸す・茹でる+味は塩・レモン・ポン酢でシンプルに。
  • 糖質を極端に削る →エネルギー不足→筋トレ強度低下→筋肉が分解されやすい
  • 朝を抜く → 栄養不足や食欲の乱れの原因に。プロテインなどでサクッと栄養摂取しましょう。

6. 1日のモデルメニュー(初心者向け)

目標:体重×1.6g(例:60kg=96g)
炭水化物は総カロリーの50〜60%、脂質は20〜30%を目安に。

カロリーの設定方法はこちらから

  • 卵2個、ギリシャヨーグルト100g、全粒粉トースト
    → たんぱく質 約22〜25g

  • 鶏むねのソテー150g、玄米150g、サラダ(オリーブオイル少量)
    → 約33g

トレ前(30〜90分前)

  • バナナ+プロテイン半量
    → 約10〜15g

トレ後(〜2時間)

  • サーモン150g+白米200g+味噌汁
    → 約30g

  • 冷しゃぶ(豚もも/ロース赤身)100g+豆腐100g+野菜副菜
    → 約28g

合計約123〜131g


7. よくある質問(Q&A)

Q1. 1回に吸収できる量は30gまで?
A. 30gを超えた分が“全部無駄”ではありません。ただ、20〜30gずつ複数回が実践しやすく消化も楽。

Q2. 植物性だけでも大丈夫?
A. 可能。大豆製品・全粒穀類・ナッツを組み合わせ、足りにくい必須アミノ酸を補う。必要に応じプロテイン活用もOK。

Q3. 摂りすぎは体に悪い?
A. 健康な人では体重×2.0g程度なら問題ないことが多い。持病がある場合は医師に相談を。

Q4. 夜遅くに食べてもいい?
A. 就寝直前の重い食事はNGだが、軽めのタンパク質(ヨーグルト・プロテイン)ならOK。


8. まとめ

  • まずは体重×1.6g以上を毎日クリア。
  • 3食+間食20〜30gずつこまめに分ける。
  • 糖質・脂質とのバランスを整える
  • 調理は焼く・蒸す・茹でるで余計なカロリーを抑える。

「プロテイン飲んでるのに体が変わらない…」という人は、量・タイミング・バランスのどれかがズレていることがほとんど。
今日から合計グラムを見える化して、3食+間食に均等配分してみましょう。体は素直に応えてくれます💪

あなたの体格・生活に合わせたカロリー・PFCバランスの設定や、トレメニューとの連動プランも作れます。気になる方は無料カウンセリングへ。

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この記事を書いた人

パーソナルジムGOOFIT代表パーソナルトレーナー

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